今朝LINEニュースを見ていると、「子持ち様批判」という記事が目に止まった。
子持ちは残業できない
子持ちはいきなり早退する
子持ちの皺寄せは独身にくる
私はこういったネットの声に疑問を感じます。
怒りの矛先、間違えてない?
そう感じます。
【独身の味方目線で言うと】
将来子持ち状態でも働きやすいように、好きでもないし得意でもない仕事を選んで今も苦労しながらも働いている私から言わせてもらうと、
子持ち側にも「早退しやすい仕事(そして他の人に皺寄せが行きにくい仕事)を選ぶ努力」はしたのかな?と聞きたい。
例えば営業職。これは大体個人プレーの世界。
自分の頑張りもサボりも全部自分に帰ってくる世界。
なんだか女性に不人気の仕事だけど、私からしたらこんなに時間の調整がしやすい仕事(子持ち向き)なのに。と思う。
IT業界も、テレワークを推進している会社が多く、子持ち向きだと思う。
私は将来子供を持っても仕事がしやすいようにわざわざITなんて好きではないけどIT業界に飛び込んで日々苦労しながらも働いている。
この努力、しても尚なら日本社会の構造問題だと思うが、果たしてどれだけの子持ちがこうした事前努力をしているのだろうか。
【子持ちの味方目線でいうと】
そして独身側の努力の話でいうと、子持ちに批判を向ける前に独身に皺寄せがいくようにしている管理職や企業のやり方に疑問を持つのが先ではないのか?と思う。
誰か1人が休むことで誰かが犠牲になる働き方は無理があると思う。
それは、子持ちだけでなく持病がある人、介護を担う人など子持ち属性だけではない。
例え自分は子供を持たないと決めている人だって、果たして将来パートナーが病気を患ったり親が倒れて介護が必要にならないと言い切れるだろうか?
だからこそ、子持ちに敵意を向けるのではなくて、無理な働き方をさせて現場が困っているのを放置している企業には自分からNOを突きつけて交渉するなり、転職するなりした方が良いと思う。
私達労働者が文句だけ言って行動を起こさないなら、労働者はずっと搾取され続けるだけだ。
また、日本の年金制度は現役世代の税金から引退世代の生活費を保証する【仕送り型】の制度なので、どれだけ子供を拒否しても
国民年金を受け取る限りは将来はその子供達に養ってもらうのが現実だ。
今から自分たちを将来養う世代を潰してしまっていいのだろうか?
そういう視点がない人がなんともネットには多いなと思う。
だから、子持ちも子なしも、どちらも努力出来ることは努力する。
真に抗議すべきなのは企業経営者や国なのではないか。敵意の向ける先が労働者同士なら、それは経営者や国の思う壺ではないか。
そんな思考をめぐらせる子なしOLでした。笑
#子持ちも子なしも気持ちよく働ける社会はよ来い