Z世代OLの思考

20代Z世代の平凡OLの頭の中

上司が教えてくれないなら本を読めばいいじゃない

私は営業に異動してから8ヶ月が経ちました。

営業に異動してからの悩みはもっぱら、「上司が指導してくれない」「はぐらかすばかりで具体的にどうしたらいいのかを教えてくれない」ことでした。

私の上司は超有名企業出身の人で、一人で一から顧客開拓をして重要取引先に育て上げる、敏腕営業マンです。

それはすごいと思います。しかし、優秀ゆえか、自分以外の人間も自分と同じように「教えてもらわなくても自分で考えて何でもできる」と思っているようで、部下としてはとても苦労します。

敏腕営業マン=優れた指導者 ではないということを、失礼ながら思う今日この頃です。

私も最初はかなり食い下がらず上司に質問をしまくっていたのですが、あまりにものらりくらりとかわされてしまう上、上司の言動を振り返ると、「自分で勝手に進めろ」という暗黙のメッセージが込められているため、上司に頼ることを極力辞め、自分で多方面の壁にぶつかりながらも一人で案件を進めるようになりました。

 

しかし、どれだけ頑張っても労働できる時間は1日7時間くらいしかないし(残業をするとそれはそれで怒られる)、あまりにも1から自分でぶつかっていって、多方面に怒られながら仕事をしていると、辛くなってくるものです。

私も今日、大事な商談で社内のミスが発覚し、自分の努力がパーになったのでとても悔しく、虚しくなり、「もうやめたい」と1日で何度も感じました。

 

あまりにも何も教えてくれないし、手助けもない上司。こんな人の元に配属されなければ・・なんて思ってしまう始末。散々今日も定時後のプライベート時間にも悩んでいると、ふと何の気なしに読んだ本が私に答えをくれました。

それは「営業の科学」という本です。

この本を読んだことで、私は営業のノウハウ、そして何故上司が「行動を増やせ」「顧客と関係を築け」というフワッとしたあまり役に立たないアドバイスをするのかが分かりました。

 

この本には「敏腕営業マンほど上司になると部下の営業が疲弊する」ということが書かれていて、「ワイの上司やないかい」と何度も笑そうになりました。

そして、何故お客さまが「忙しい」と言って会ってくれないのか。お客さまの言うことをそのまま信じてうまくいかない理由など、営業をしているとよく衝突する壁に対するアプローチ方法が書かれていて、「そうそう、私が今仕事で求めているのはこういうアドバイスなんだよ!!」と興奮ぎみに食い気味で読み進めました。

 

そして、ある程度その本を読み進めて思ったこと。

「上司が頼れないなら営業の本を読めばいい。世の中に営業マンは星の数ほどいる。ということは、今の営業の仕事の悩みの解決のヒントになることがどの本かには書かれているはずだ」

ということです。

 

社内の独特のルールについては引き続き、やってみて、怒られて学んでのトライアンドエラーを繰り返すしかできることはないので耐久戦だけど、対お客様に対するアクションなら本が先生になる。

少し前が開けたような明るい気持ちになりました。

 

こんなことを興奮気味に書いていると、もう0時を回りましたが、明日からの仕事もうまくこなしたいのでブログを書くと並行してお客様へ提案する製品の情報収集をしています。

勿論これは私用パソコンで自主的な行動です。そりゃ残業代も出ないし、こう言った努力が社内に知られて評価されることなんてないけど、少しでも製品と顧客への理解を深めたら今後の提案もしやすいし、きっと日中の仕事で悩むことが減っていく。

つまり、自分のため。

 

プライベートなんだから、仕事のことは考えないというのもいいのですが、私はどうしても仕事がうまくいかないと仕事のことを考えてしまうので、プライベートでも開き直って勉強しにいきます。

一刻も早く成長して、経験と知識を身につけて、上司の放置プレイでいちいち苦しまないようにしたい・・・。