先日、組合の一日研修に有給を取得して参加してきました。有給を消化しないといけない強制的なものはちょっと乗り気じゃないですが、会社的にも組合なら仕方ないという空気だった為、有給を取得して渋々参加してきました。
研修内容は組合の取り組み(賃金アップの交渉など)、提携している団体保険の案内、そしてエンゲージメントゲームという、働く上で何に価値を置くかをグループワークで共有するゲームを行い、最後に立食の懇親会で一日が終わりました。
1日を通じて労働組合の意味を学んだのですが、労働組合の活動紹介で一番印象に残ったのは給与アップの為の会社への交渉です。
組合の執行委員の話によると、大企業でもやはり賃金アップはかなり渋られたそうです。私はそれを聞いて、会社はもう賃金渋ってる時代じゃないよねとも思いました。
確かに労働者を安く働かせると会社は儲かるし、そうなれば長期的には企業が存続する為、リストラをしなくて済むかもしれません。しかし、そんな長期的目線を持てるほど物価上昇は待ってくれないのです。
今すぐ賃金を上げて社員の生活にゆとりを持たないと、外資系企業に人を取られて日本の競争力が更に低下していきます。
経営者は日本の未来を担う立場にあるので、もっと日本全体のことを考えて賃金の底上げをして欲しいものです。
そしてもう一つ、面白かった研修内容があります。
それはエンゲージメントゲームです。
これは「あなたが働く上で大事にしている価値観を7つ選んでください」というゲームです。
手元にあるカードに加えて1枚ずつ順にカードを引いていき、自分の価値観に合うカードだけを残し、優先順位の下がるカードは手札から外していく。
そして最終的には大切にしたい価値観を3つまで絞っていき、発表します。
私は最終的には 家族 人間関係 寛容さ
のカードを選びました。
このカードを選んでいるのを組合委員の人に見られて、「女性らしいですね」というコメントをもらいました。
たしかに、私の選んだカードはほとんどが「人」に関するもの。
私は新卒時代に会社の人間関係で苦労したことがあるので、人間関係がいいのは外せないし、家庭と両立しやすい制度がある企業を選んで今の会社に入りました。
このゲームは人の個性や経験、価値観がよく現れるゲームでした。
このゲームの最終的な結果は、みんな共通して働く上で大事な価値観として、「お金」「人間関係」「健康」でした。
多少の個性は出つつも、結局この3つに大勢がたどり着いたのは、やはり人生のテーマがこの3つだからなんだろうなぁと思いました。
十分な給与に、人間関係がよく、健康が維持できる労働環境ならみんな働きたいですよね。
日本中にそんな企業が沢山生まれることを願っています。
日本の経営者の皆さん!どうぞこんな職場を作ってください!よろしくお願いします!!