Z世代OLの思考

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食中毒は何故起きる?命を守るおいしい知識

皆さまこんにちは。

管理栄養士のZ世代OLです。

 

大学時代に私は栄養士の資格を取るために、食品衛生学を学びました。

食品衛生学とは、すばり

食中毒について学ぶ学問 です。

 

食中毒になったことある方はどのくらいいるでしょうか。

有名な食中毒としては牡蠣のノロウイルス、鳥刺しのカンピロバクターがあります。

ちょっとマイナーなものでいうと、フグのテトロドトキシン貝毒サキシトキシン、お刺身によくいるアニサキスがあります。

 

あぁ横文字無理ぃ〜という方に分かりやすく説明すると、先ほど挙げたカタカナはどれも感染すると、激しくお腹が痛い、激しく気持ち悪い(ゲロゲロ..)、体熱い(熱がある)を引き起こし、最悪死にます⭐︎

 

((((;゚Д゚)))))))((((;゚Д゚)))))))((((;゚Д゚)))))))

 

 

でも大丈夫。

管理栄養士の私が食中毒を防ぐコツをお伝えします!

 

何より加熱!加熱!熱で菌をやっつけろ!

 

炙るなり、焼くなり、煮るなり、揚げるなり好きにせい!!!

です。

調理法は何でもいいのですが、出来るだけ高温で長く焼きます。

厳密には中心温度が何度で何分以上ぉ〜みたいな決まりもあるのですが、そんなのいちいち覚えてられないので

心配な方は 表面は焦げる一歩手前 まで加熱。

でも、特に肉においては、表面より大事なのは中身

お肉は箸などで割って、中身が生っぽい部分がないか(赤くなってないか)を確認しましょう。

 

そんなのわかんないよ!

判断つかないよ!

という人は、もう揚げ料理にしましょう。

 

火を通す料理法の中で一番高温になるのが揚げることです。

小さなお子さんや高齢者は免疫力が弱いので、食中毒には特に弱い。

心配なら揚げ物にして出してあげましょう。

 

食中毒の菌や寄生虫、カビは熱にめっぽう弱いです。

 

 

これまだ食べれる?分からない時は女性の嗅覚頼り!

普通の食品で火を通していても、時間の経過や食品を保存する環境によっては食品は簡単に腐ります。カビも生えます。

しかし、ぱっと見でわからないこともありますよね。

そんな時は女性の嗅覚に頼りましょう。

女性の嗅覚は男性の1.5倍鋭いです。

これは昔から子供を育てる女性が、子供に食べ物を与える際に腐ったものを与えないように臭いを嗅いでいたことにより発達した能力です。

パッと見て、腐っているか判断できない時は女性の鼻を頼りましょう。

 

夏場は厳しく食品の精査を!

食中毒は気温が高いほど増えます。

冬は牡蠣の美味しい季節なのでノロウイルスに罹る人が増えますが、本当に食中毒の発生件数が多いのは夏です。

菌やカビの増殖に最適な条件は、湿度が高く、気温が高いことです。

つまり、夏です。

夏の時期に、「ちょっとこれ大丈夫かなぁ」と心配なったら捨てた方が無難です。

食費より、病院代の方が高くつきますよ...

 

お米もりんごもカビは危険!実はオーガニックはリスクあり

意外と知られていない食中毒をご紹介しますと、りんごとお米のカビはめちゃめちゃ猛毒です。

猛毒故に、農薬がしっかり塗られている食品ではあるので、あまりりんごやお米のカビに遭遇することは少ないですが、オーガニック野菜はちょっとリスク高いです。

確かに農薬は体にいいとは言えませんので、農薬は極力取らないに越したことはありませんが、でも農薬よりカビの方が危険です。

 

オーガニック野菜とフルーツは農薬不使用のため、農薬を使って育てられた野菜とフルーツよりカビのリスクが高くなっています。

体に良いと思っていたのに逆効果 とならないように、オーガニックを選ぶ時はカビが生えてないかよく確認してくださいね。

 

 

海外旅行は日本より食中毒リスクが高い

最後に、日本は世界一の食品衛生大国であることをご存知でしたか?

世界一、食の安全が確保されている国なのです。

食品衛生の世界では、安全に食べ物を提供する為に食品衛生法という法律があります。

この法律のもと、日本の飲食店は経営されています。

そしてこの法律を破り、食中毒を発生させた飲食店は保健所から1ヶ月の営業停止処分を食らいます。

そしてこの食品衛生法は世界で最も厳しいのです。

世界基準の食品衛生基準もありますが、日本の食品衛生法はその世界基準の食品衛生基準よりずっと厳しい。

日本は世界もびっくりの食品衛生大国なのです。

そんな食品衛生大国で生まれ育った日本人は、「外国も食の安全が保障されている」と思いがちです。

海外旅行に行く際は、包装された既製品か、ちゃんとした飲食店で食事をするようにしましょう。

屋台で売っているものは火が通っているかも保障はないですし、そもそも汚染された食べ物である可能性があります。

また、特に外国で食べるなまものは危険です。屋台や露店で販売されているフルーツや水は危険です。

外国へ旅行に行く際は食中毒に十分お気をつけください。

 

 

5月から先は食中毒が発生しやすくなる時期です。

十分に気をつけておいしいものを沢山食べていきましょう!